息こそすべて

わたしの心がわたしの息となりわたしの身体を作っている

からださん、からださん、おしえてちょうだい

からださん、からださん、教えてちょうだい …

 

 

自分にとって一番らくな体制で

 

片足の親指の先っぽを、床にちょんとつける

 

「あれ、なんか、この先っぽ右斜めにむいてるなあ」

 

そこで親指の先っぽを、

 

まっすぐ床にむけようとする。

 

そうすると、

 

今のままじゃ指先が硬く、動かしようもない。

 

ここで無理して動かしたら、もともこうもない。

 

 

動かそう、と、してしまう自分を

 

ほっと一息させて

 

先の呪文を唱える。

 

「からださん、からださん、教えてちょうだい

 

 ここが動かしにくいねん」

 

 

すると、

 

むずむず、とか、もぞもぞ、とか

 

お尻や、かかとや、肩の位置を

 

なんか動かしたくなる。

 

 

お尻や、かかとを動かすと

 

アタマが残り首が痛くなる。

 

「痛いのは、あかんねえ、からださん」

 

「からださん、からださん、教えてちょうだい

 

 ここ痛いねん」

 

というと

 

 

カメが首をひっこめるように

 

アタマが胴体のなかに

 

はいりこみたくなる。

 

 

だから、その通り動かしてみる。

 

 

「あ~、アタマ、軽くなった。

 

 そうか、気が付かんうちに

 

 アタマでばっかり

 

 考えてたんやねえ。

 

 

 アタマらく、らく。

 

 ???

 

 なんか、耳がすすーする。

 

 そうか、

 

 ミミまで、聞こう、聞こう、って

 

 がんばってたんやねえ。

 

 なにがんばってたんやろ?

 

 ワ・タ・シ・ …」

 

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